「宇宙戦艦ヤマト2202・愛の戦士たち」のDVDをツタヤディスカスでレンタルして5章まで観た。
この秋にはテレビ東京系列でテレビ放映もあるのだが、おそらく私の住む地域では観られないと思う。
ネットで観られるところを探して、各話をもう一度観てからいつものように感想を書こうと思っている。
ここには5章までDVDで観た印象を少しだけ書く。
「宇宙戦艦ヤマト2199」「星巡る方舟」の続編である。
内容は旧作の「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」と「ヤマト2」のリメイクにあたる。
まだ途中(5章)までであるが、普通に面白いと思っているし、楽しんで観ている。
観ていて「2199」との整合性や設定について?の部分もあるのだが、まあ固いことを言うときりがないしある程度は許容範囲だと思っている。
私が「2202」に好意的なのには実は理由がある。
好意的というよりも感謝しているかも。
それは「2219」のアベルト・デスラー総統の理解不能なキャラクター設定を補正してくれたからだ。
旧作デスラー総統のファンの私にとっては「2199」のアベルト・デスラーはあまりにも残念すぎた。
どう考えてもあれはないよね…、ずっと哀しく思っていた。
それを「2202」は随分補正してくれたのだ。
ちょっとほっとした。
良かったね…、アベルト、ほんとに良かった。
ただほっとしたけど、贅沢いうと全面的に喜んではいないのだ…。
補正の為とはいえ、「実は…」的な理由付けが唐突不自然で強引すぎる。
旧作のガミラス地球移住説をここで無理やり入れてくるか!?とツッコミましたよ(笑)。
そして必要以上に良い人になってしまったようなデスラー総統…。
普通にいい人ぽいよね…。
旧作デスラー総統ファンの私としては、いい奴になりすぎても、なんかイメージ違う(笑)。
「2202」でも複雑な心境なのだが、でも「2199」よりは絶対ましなので(贅沢言うとバチがあたる!)文句は控えよう。
私はリメイク元の旧作たちについて、「さらば…」はあの結末がどうなの?と思うし「2」については内容が変だと思っていた。
あれらをそのままリメイクは出来ないと思う。
「2202」は今風に納得させるよう作られているし、旧作(特に「2」)に比べれば至極ちゃんとしている。
ただ折にふれ、「変」だと思っている「ヤマト2」や「さらば」のことが思い起こされて、「変」だけれど、やはり旧作の方が好きかも…という気持ちがむくむくと湧き起こってくるのだ。
(きっと思い出フィルターがかかっているからだと思うが…)
特にツッコミ所満載の「2」が今さらながらに好きだ…(笑)。
私の場合、元を知っている作品のリメイクを観るとどうしてもこういうことになりがちである。
しかし新作が圧倒的に面白ければ、そうはならないと思うので、「2202」は私の思い出フィルターを吹き飛ばすような面白パワーがないのかもしれない。
まあ作品は最後まで観ないと評価は下せない。
これから終盤へかけてラストスパートを期待する。
私は最終章まで、期待を持って観ようと思っている。
私の勝手な予想だが、ラストに向かっては他の旧作「新たなる旅立ち」「永遠に」「完結編」の内容もリスペクトしたような展開を組み込んでくるのでは…と思っているのだが。(旧作がらみじゃないけど、「方舟」のシャンブロウも又出るといいな…)